年末年始の休みを利用して熊本の妻の実家へ帰省した。
私は、年末に体調を崩してしまい、12月の上旬から約一月の休みを取っていたのだが、妻は勤めがあるので、年末年始の数日間のみの帰省となった。
大晦日の朝目覚めると、熊本は雪景色に染まっていた。妻が町へ出る用事があったので、私も一緒に外へ出た。
私は何も用事がなかったので、独りで町をふらつき、首から下げたデジタルカメラであてもなく熊本の町と行き交う人々を撮影した。
撮影しているうちに、また雪が降り出した。雪国出身の私は雪がなつかしく、アーケード商店街を抜け、市電の走る大通りの交差点にでた。
町の人々は寒さに襟を立て、足早に交差点を渡る。そんな何でもない風景にカメラを向け、何回も何回もシャッターを切った。何枚も写真を撮影し、やっと、その何でもない風景をとらえられたことをモニターで確認し、撮影を切り上げた。
いい町ですよ、熊本。
コメントをお書きください
早漏 (金曜日, 08 5月 2015 18:30)
「大丈夫。僕に全部任せて? すぐ終わるよ」