写真作品でスナップの名作は多い。
木村伊兵衛も桑原甲子雄も素晴らしいスナップシューターで数多くの名作を残してきた。
私もその両名が大好きだが、日本にはもっともっとたくさんの名スナップシュータがいる。この場を借りて紹介させていただくと、高梨豊氏、田中長徳氏たちは比較的有名でメディアにも顔を出しているが、その他にも豊原康久氏、秋山亮二氏、新倉孝雄氏など、ストリートスナップの名人は沢山いる。その中でも、私は豊原康久氏と田中長徳氏の写真が特に好きだ。
豊原氏の、人の波をくぐり抜けながら斜め上空から切り取られた写真の清々しさと、田中氏の極っていて、きまりすぎていない危ういフレームの中から静かに町を見つめる視線が好きだ。
豊原氏の写真にはどこかドラマチックで、レトロで、洗練されたところがあり、一枚の写真の舞台の中で女性が様々な顔を見せている。豊原氏は女性をよく見てるなー、と感心してしまう。
田中長徳氏はその写真の静かさがいい。大げさで暴力的なスナップショットではない。静かに町を見つめている。私もそんな静かな写真を撮りたいと思って、いつも写真を撮っている。
そして今日の本題、銀座です。
週末の銀座は、買い物客や観光客で賑わっている。歩行者天国になったりするので、比較的自由に写真を撮りやすい。撮りやすいので、私も学生の頃からよく出かけて行って写真を撮ってきた。写真好きの人で銀座を撮るのが好きな人も多いらしく、首からカメラを提げている方々もよく拝見する。それにレモン社とかもあるから、レモン社で買ったカメラの動作確認の為にも、銀座でのスナップは大いに役立つ。
そのせいもあってか、銀座を舞台にしたストリートスナップの名作は多い。
それらの名作に憧れながら、自分も自分の撮り方で、銀座を見つめて行きたいと思う。
また逆光になってしまいました。先生ごめんなさい。
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