尋問はもう勘弁してくれ

今日はカルティエ・ブレッソンの写真について書こうと思っていたが、疲れてしまって書ける元気がない。

 

先週末に大失敗をしてしまい、木曜の夜から日曜にかけて、色々な人たちに尋問されて、けれども殆ど思い出せなくて、思い出せることはすべて赤裸々に話したのだ。けれども、今日家に帰ってきたら、次は妻から尋問される。

 

会社を出たのは何時か。何時にどこの店で飲み始めたのか。最初に飲んだ酒は何か。飲んだビールの名前のスペルは何だ。一緒に飲んでた同僚の下の名前は何だ。ビールの次には何を飲んだのか。飲んだ店の名前は。場所は。タクシーには何時に乗ったのか。

 

もうそんなこと全部警察に話した。

弁護士にも、検察官にも、裁判官にも、全部覚えていることは話した。あとは思い出そうにも思い出せない。彼らに話したことはすべて書類になっている。

 

この週末、自分が覚えていることだけでなく、覚えていないことも、すべて自分がやったということを認めてきた。今でも反省している。迷惑をかけて相手にはもちろん悪いと思っているし。心配をかけた妻にも悪かったと思っている。私を捕まえた警察にも、きっと私は迷惑をかけただろうから、そのことも申し訳ないと思っている。

申し訳ないと思って、今もブログに書いている。

 

やったことは認めるから、もう尋問するのは勘弁してくれと言いたい。もうこれ以上、何も出ない。何も出そうにない。自分の記憶を偽らなくてはならない程、無理矢理聞き出されても、何も思い出せない。そう言っても、まだこれから何度も同じことをはなし、自分の行ったことを認め、償わなければならない。そのことは、いたい程感じている。これからも、そのことを受け入れていくしかないと思う。

 

だから、せめて、やっと帰って来れた自分のうちだけでは、尋問しないで頂きたい。妻だって弁護士から渡された書類で充分私のやったことは知っているはずだ。私もそれを認めて申し訳ないと思っている。

 

だから、もう妻からは尋問されたくない。

妻から尋問されるのであれば、もう私には取りつく島もない。悪いことをやって取りつく島を求めるのは間違いかもしれない。けれども、私だって決して強い人間ではない、許してもらえなくても、自分の居れる場所がほしい。

 

俺だって昨日のことだけの為に生きているわけじゃない。