今日、私がかつて愛用していたカメラ、スピグラとウィージーについて書こうかと思い、押し入れからスピグラを取り出したら、スピグラの金属部分が白い泡のようなものに覆われていて、腐食していた。
白カビかなんかなのだろうけれども、タワシでこすっても落ちない。おちないどころか、金属がぼろぼろになっているところもあり、全体的にべたべたしていて、とても気持ちが悪い。金属にカビって生えるんですね。それともなんか有機溶媒かなんかと反応してこうなっているのか。よくわからないけれど、週末にでもきれいに洗おうかと思う。
その、腐食みたいなのが気持ち悪くて、なかなか取れなくて、怖いからスピグラについて書くのはやめた。
スピグラは、カメラとして完成されていて、私の家にあるカメラの中でも一二を争うくらい気に入っていたので、ショックだった。30年代に製造されて私の手に渡るまではカビなんて生えていなかったのに、私の手に渡ったばっかりにこんなことになってしまって、スピグラに申し訳ない。週末にクレンザーで洗って、錆び止めでもふいておこう。
やっぱりカメラはちょくちょく使っていないと駄目になってしまうな。気をつけないと。
それで、書くことがなくなったのでとりあえず、枕元にあった『Abbey Road』をCDプレーヤーに突っ込んで聴いている。
今さら書くことでもないが『Abbey Road』は今日までリリースされたすべてのレコードの中でも最高の一枚である。楽曲の完成度の高さだけでなく、アルバムとしての纏まりもすばらしい。
それでまあ、今聴きながらこれを書いているのだが、このアルバムを聴くと、ビートルズはやっぱりハーモニーの美しさではクイーン、ビーチボーイズを大きく引き離して断トツだなってことがわかる。特に、『Because』のコーラスワークなんか凄いね。デビュー当時も多重録音を駆使してレコード作りをしてからもビートルズのコーラスワークは万華鏡のように多彩で、素晴らしい。それぞれのソロもなかなか味わい深いんだけれど、このコーラスワークが聴けなくなってしまうので、ちょっと残念である。ビートルズのコーラスは上手いとか下手とかそういう尺度では説明しきれないものがある。それぞれの曲で、それぞれの曲に最適のコーラスを提示していると思う。
それで、そのコーラスに聞き惚れていたら、またスピグラの、ベトベトのカビみたいなのを思い出しちゃって、心がくらくなった。
あのカビみたいなやつの対処法わかっている方いたら教えてください。
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and_tkt (金曜日, 18 2月 2011 00:36)
前に電池室が白くなってたのは、あれはやはり液漏れってやつだと思うのですが、なんとなく写真用の酢酸につけてみたらきれいになくなった、という経験があります。
今回のはそれとは違うケースかも知れませんけど。
ウィージーの話、楽しみにしてます。
and_tkt (金曜日, 18 2月 2011 00:38)
あ、今ホームページを作りました。
つまらないですが、良かったらご覧下さい。
http://web.me.com/and__tkt/
and_tkt (金曜日, 18 2月 2011 00:54)
それから、アビーロードと言えば、ドラムがやけにタイトですよね。
レットイットビーであんなにレイドバックしてたのに。
アビーロードの何回聴いても飽きないあの安心感は、作りがタイトだからだと思うのです。
ところで、バーナード・パーディーがビートルズの楽曲でリンゴの影武者をしていた、と自分で暴露しているのをご存知ですか?
僕は、純粋なビートルズファンなので、にわかには信じたくないのですが、バーナード・パーディーのドラムは最高だと思ってます。
もしかして、アビーロードのドラムはバーナード・パーディーなのではないか、とたまに思って聴いてます。
もしそこらへんの事情にもしお詳しければ、教えて下さい。