昨日は疲れてしまって、ブログを更新できなかった。
疲れてしまって、と書いたが、疲れたというのは正しい表現じゃないな。昨日は会社を休んでしまったし、一日中横になっていた。体調が悪かったから仕方ないのだが、こんなことで会社を休んでしまう自分が情けない。職場の人たちに迷惑をかけないようにするのはもちろんのこと、これからの自分の為にも仕事を極力休まないようにしたい。それが私のとりあえずの目標です。
で、昨日はブログを書く気力もなかったので、お休みさせて頂いた。いつも読んで頂いている方、ごめんなさい。
今日は、ラテンミュージック界に君臨するスーパートリオ、Trio Los Panchosについて書きたい。
ロス・パンチョスの名前は、姉がCDを持っていたので中学の頃知った。ベサメ・ムーチョとかキサス・キサス・キサスとかの、日本での定番はその頃一通り聴いた。
絶妙なハーモニーが、切なく響き、それはそれで心動かされたが、その頃好きだったビートルズ程はのめり込まなかった。
ロス・パンチョスとの再会は、社会人になってからだった。その頃、ロックやジャズで聴きたい音楽は殆ど聴いてしまっていて、タワーレコードに行っても聴きたいCDがなくて困っていた。ありふれた金曜日の仕事帰り、何気なく見ていたタワーレコードのワールドミュージックの棚が、私の人生を変えた。
ロス・パンチョスとの再会である。ロス・パンチョスのベスト盤『Las Numero 1』を手に取って、ジャケ裏の収録曲を見て、驚いた。「知らない曲ばっかりじゃないか!」「私の知っているロス・パンチョス」って一体なんだったのか?
とにかく、真相を究明しなくてはならないと思い、レジに急いだ。
帰ってみて、CDとDVDを聴いて、見て、驚いた。「なんて素晴らしい楽曲の数々なんだ!!」お馴染みの切ないハーモニーはもちろんのこと、レキントで奏でられる儚く淡い調べは、私の心を鷲掴みにした。楽曲、アレンジ、演奏の完成度の高さは、まぎれもなく20世紀最高の音楽の一つに数えられることは明らかだった。
姉が、ラテン音楽を好きなせいもあって、それまでも少しはラテン音楽を聴いたりはしていたのだけれど、こんなところに、こんなに素晴らしい音楽家がいたとは気づかなかった。灯台下暗し。
レキントの鈴のような美しい音色に心打たれてしまって、次の週末すぐにレキントを買い求めに行った。それほど、レキントによる、ときに明るく輝かしく、ときに悲しくくぐもった豊かな表現の虜になってしまった。
個人的には、リードボーカルがラファエル・バスルト(一番最後のメンバー)の演奏が好きなのだが、どのリードボーカルも素晴らしい。他の二人のハーモニーも素晴らしく、まるで内山田洋と北島三郎が束になってかかってきているような迫力だ。特に私は『Si Tu Me Dices Ven』という曲が好きなのだが、皆さんも、もう一度ロス・パンチョスを聴いてみてください。
ギターって、こんなにステキな楽器だったのか、という当たり前のことに気づいて、感動します。歌詞の意味なんて解らなくても、充分楽しめます。
前川清も良いけど、ロス・パンチョスも良いですよ。
とりあえず、これ、聴いてみてください。
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ed治療薬 (火曜日, 12 5月 2015 01:08)
「ん? 何だよ、んな嫌そうな顔すんなよ」