ペケペケのテレキャスターサウンド。Ice Man, Albert Collins

写真はイメージです。
写真はイメージです。

昨日、のぽぽんについて書いたら、色々な方に読んで頂けて、優しい言葉をかけてもらいました。もしかしたらのぽぽんを助けてあげられるかもしれません。読んで頂いている皆さんのおかげです。ありがとうございます。

 

色々な方々に読んで頂けていることを実感し、これからも手を抜かないでブログを更新しようと思いました。それと、世の中には悪い人ばかりでなく、優しい心の持ち主が沢山いることを実感して、嬉しくて嬉しくて、胸がいっぱいになりました。きっとのぽぽんも胸がいっぱいになったと思います。読んで頂いてありがとう。

 

今日は趣向を変えて、ブルースギターについてのお話をします。

ブルースってきくと皆さんはどんなイメージを持たれますか?まさか淡谷のり子を思い出す人はいないかと思いますが、どうでしょうか。

 

ブルースって結構シンプルなので、クドくて苦手とか、暑苦しくて苦手という方もいるかもしれませんが、ぼくも元気な時しかブルースは聴けません。やっぱりこういう熱い音楽は聴くのにも体力が要ります。

 

今日紹介するアルバート・コリンズ(Albert Collins)も、そんな熱い音楽を市場に供給し続けたミュージシャンの一人です。だから、彼の音楽も元気なときにしか聴けません。

 

今夜はわりと体力も残っているので、久しぶりにAlbert CollinsのCDを引っぱりだしてきて聴いております。やっぱり熱いブルースです。熱いブルースが、箱根の大湧谷のように沸々と沸き上がってきて、私の耳と胸を刺激します。

 

ミスター・テレキャスターと呼ばれるギタリストは沢山いますが、今夜Albert Collinsを聴いてみて、もしかしたら彼こそが本当のミスター・テレキャスターなのではないかと思いました。アルバート・コリンズのレコードから噴き出すペッケペケのテレキャスサウンドは、キース・リチャーズとか、ロイ・ブキャナンとか、ジェリー・ドナヒューとか、ダニー・ガットンとかのテレキャスターを愛用するギタリストを蹴散らして、その王座へ君臨しようとしています。

 

私は、テレキャスターというギターが好きで、エレキギターをもう一台買えるなら、迷わずテレキャスターが欲しいです。それも、70年代の重いアッシュ材を使ったモデルを一台欲しいです。それで、古いサンアンプにつないで、ジャリジャリでペケペケなテレキャスターのサウンドを堪能したいと思います。ギターは軽いのが良いという方も多く、私もかつては軽いギターが好きでした。それで、3キロをきる軽いテレキャスターを一台自作しましたが、やっぱり、駄目ですね。テレキャスターは重くないと、軽いテレキャスターは音がパコパコしちゃってテレキャスらしくありません。

 

アルバート・コリンズの話に戻りますが、彼はテレキャスターはテレキャスターでも、フロントにハムがついた、バインディングのついているモデルを、ブリッジカバーをつけたまま愛用しています。その、渋いセンスも良いですね。単なるギターおたくには真似できないセレクションです。ピッキングの強さとか、どうやったらアルバート・コリンズのサウンドが出せるのでしょうか。まるでキンキンに冷えた氷のようなその存在感のある音だけで、彼の音楽を充分に完成させています。その音から、彼はアイス・マンと呼ばれています。

 

彼の歌声も、ちょっと特徴的ですきです。どこの田舎の出身なのかはよく知りませんが、ちょっと訛があって素敵です。超絶的なテクニックがあるわけでもなく、歌も大して上手ではありませんが、その絶妙なさじ加減が天才たる所以です。将来子供がギターに興味を持ったら、アルバート・コリンズみたいなギタリストになるように育てようと思います。

 

それで、最後に彼のおんがくを堪能頂けるようにお勧めCDをお知らせ致します。