今日は仕事が長引いてしまい、職場に11時過ぎまでいた。私の会社の給与体系はみなし残業分とか言って一律五万円が毎月支給されていて、平たく言うと基の給料部分が少なくて、残業手当が出ない仕組みになっているのだ。そんな会社でも明日までにやらなきゃいけない仕事って言うのが山のようにあって、普段はその山を放っておいて、忘れるようにしているのだが、今日は明日の会議の資料作りだったので、放っておくわけにいかなかった。それで、残業してもぜんぜんお金に結びつかないのに残業してしまった。あーあ、損した。
ブログで仕事の話したら、読んでる皆さんにつまらない思いをさせてしまうので、これ以上は書きません。
トニー・ライスのCDを聴こうと思って、レコードプレーヤーをいじっていたらすぐ近くにライカが置いてあったので、たまにはライカの話でもしますか。
ライカについて書かれた書籍は沢山あるし、いろんなところでいろんな人がライカについて語っているから、今更私がそれに付け加えることもあんまりないんだけれど、ライカについて何か読み物を求めている方々の為に、ちょっとライカの話をしましょうか。
どんなカメラでも、慣れてしまえば使い勝手なんてそんなに変らなくて、デジカメを使っても、35ミリのライカでも、グラフマチックホルダーをつけたスピグラでも、なんのストレスもなく写真を撮ることは可能です。あえて言うと、私のデジカメはオートフォーカスが遅いので、ライカやスピグラより若干のタイムラグがあり、ちょっとじれったいのですが、通常の写真撮影にはそれほどストレスも感じません。
それでも、上記の3つのカメラのうち一番使い勝手が良いのは、と聞かれたら、ライカなのです。スナップショットを撮るのに一番使いやすいのがライカなのです。その理由は以下の通りです。
まず、通常私がストリートスナップを撮るとき、ピントは3メートルか2.5メートルぐらいの置きピンにして撮ります。絞りは晴れてたら11か16、曇りの時は8にします、日が陰ってきたら5.6。それで、その日の太陽光の強さに従って、シャッター速度を250分の1とか125分の1とかに設定します。あとは、時々ピントを微調整しながら、撮ります。
この撮り方が一番しやすいのがライカ、その次がスピグラ、そしてオートフォーカスのデジカメです。
ライカの良いところは、普段は置きピンで撮れるのでシャッター切るまでのタイムラグ(ピント合わせの時間)がないし、ピントを合わせたいときには合わせられることです。一眼レフもピント合わせがやりやすくて良いのですが、広角レンズを付けて被写界深度の中で撮る時は、ライカの方がファインダーを見やすくていいのです。
けれども、最近全然ライカを使ってませんでした。
その理由は、最近は専らデジカメで撮影して、35ミリは撮っていなかったからです。デジカメは現像しなくていいから、写真を使うのが楽なのです。
撮影という行為を楽しむだけなら、デジカメも35ミリも殆ど変わりません。しかしながら、写真を選んだり、プリントしたりする楽しみは、35ミリに敵うものはありません。35ミリの小さなコマから大四つ切りに引き延ばす、これほど写真の面白さを味わえる行為はありません。35ミリは、偶然が入り込むスペースが沢山あいているので、その面白さもあります。
話はライカに戻りますが、ライカを使い始めたのは、単純にライカへの憧れからでした。私の敬愛する写真家Garry WinograndはライカM4やM4-Pを使っていましたので、私も同じカメラを使ってみたかったのです。
使ってみて、Winograndがこのカメラを使い続けていた理由がなんとなく解りました。何故多くの写真家がライカを使うかもなんとなく解りました。
先ほど書いたように使い勝手が良いこと。高性能で上品なレンズを使えること。デザインに無駄がないこと。それがM型ライカの魅力です。電池のことを考えなくていいM4が35ミリライカの中では一番好きです。電池を入れるカメラは、壊れるところが多いような気がして好きになりません。デジカメは仕方ないですけど。
そういうわけで、久しぶりにライカについて考えていたら、また35ミリを撮りたくなりました。今度お金が入ったらフィルムでも買って、ライカで撮ってみます。
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Hsiu Mckinney (日曜日, 22 1月 2017 17:57)
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