未だ聴いていないロックの名盤があった!!Jackson Browne Solo Acoustic

写真は本文と関係ありまりませんが
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世間ではこんなに大変なことが起こっていて、心暗くなるようなニュースばかりかもしれませんが、そういうことは専門外の私がこの場を借りて話しても良いことありませんから、私は私のわかることをこのブログでは書いていきます。世の中を悲観してしまっている方、いろんなつらいことがあった方、ちょっと休めたら、ゆっくり休んでください。

 

昨晩は、何度も起きてしまい、よく眠れなかった。余震のせいで起きたのか、心が休めてなかったのかよくわからないが、何度も起きた。それで、今朝は上司からの電話の音で目覚め、目覚めも悪かった。私も、なんだかそういうフレッシュじゃない朝を迎える大人になってしまったことに若干の寂しさを感じながら朝の慌ただしさをむかえた。

そういう、疲れた大人には、疲れた大人向きの音楽がある。ノラ・ジョーンズとかがその代表格なのだけれども、いつもノラ・ジョーンズばかり聴いているわけにも行かない。

 

それで、私も、疲れた大人の仲間入りをしてしまって、騒がしい音楽を聴く元気がなくなってしまった。学生時代は、熱いジャズとかが好きで、その中でも暑苦しい程ハードコアなやつが好きだったんだけれど、最近はめっきり聴かなくなった。

 

ジャズだけじゃなく、ロックやブルースも全然聴けなくなったのだけれども、カントリーだけはなんとか聴けていた。それでも、東京で手に入るカントリーのレコードは限られていて、最近は聴きたいCDが全然見当たらなくなって困っていた。

 

強いていえば、エレキでもアコースティックでも良いから、バンドの中であまり歪んでいないギターをジャキジャキかき鳴らしている、爽やかなロックとかがあったら聴いても良いかな、と思っていた。でも、そんなレコードは思いのほか少ない。イーグルスとかドゥビーブラザーズとかは何となく今は聴きたくないし、もっとジェームス・テイラーとかのシンガーソングライターみたいなミュージシャンの音楽が聴きたかった。それで、3年くらい前にランブリン・ジャックとジェシ・コリン・ヤングのCDを買ったきりで、それからそういうレコードには出会えないでいた。

 

だから、ここ最近はカントリーやブルー・グラスのCDや、トニー・ライスとかトミー・エマニュエルとかそういうあまり熱くないギターインストを聴いて時間を過ごしてきた。けれども、そういう音楽って市場にあまり沢山流通していない。私はウィンダム・ヒルは宗教臭くて嫌いだし、ああいう音楽の魅力がわからないので、ECMとかあっち方面はあんまり聴く気も起きなかった。

 

それで、最近はタワーレコードに行っても、聴きたいCDがなく、困っていた。聴いたことがなくて、聴きたい音楽が無いわけではないのだけれど、将来の為に意識的に残しているものもいくつかは有った。最近の私の中ではジョン・フェイフィーは何となく気になっているのだが、一度聴いてしまったらこれから聴きたいレコードがなくなってしまうのが怖くて聴いていない。

 

そんな、聴きたいけれど、将来の為に取っておいてあるCDの中に、ジャクソン・ブラウンの『Solo Acoustic』も含まれていた。けれども、今回の地震で、命のはかなさを感じ、聴けるうちに聴いといても良いのではないかと思い、ちょっと高かったけれど、第1集と第2集がカップリングされている二枚組を買った。

 

それで、おそるおそるCDプレーヤーに突っ込んで聴いてみたのだけれど、これがまた素晴らしい!!何度も何度も繰り返し聞ける名盤だ。ライブパフォーマンスでは有るのだけれど、演奏の完成度が高い。ジャクソン・ブラウンはギターがこんなに上手かったのかと感心してしまった。ギターの弾き語りをきくと、ギターの腕前はだいたいわかるもんだ。そういう意味では、マール・トラヴィスとジェームス・テイラーはギターがものすごく上手い。是非聴いてみてください。

 

Jackson Browneの話に戻るけれど、彼の楽曲も素晴らしい、シンプルで、サラリとしていて、クドさが無いけれども、ちょっとしっとりしている。こういう音楽、日本人に受けが良さそうなんだけれど、ジャクソン・ブラウンって日本でどのくらい人気有るんでしょうね?イーグルスと比べると、それほど大人気ではないかもしれません。でも、とっても良いですよ。疲れたときに聴いてもすんなり聴ける。このアルバムに限ったことじゃないと思います。彼の音楽は疲れた大人にも受け入れられる音楽です。特にイーグルスは元気が有りすぎてちょっときついと思っているなら、是非試してみてください。

 

ジャケットに写っている彼のアコースティックギターがギブソンなのもなんだか好感が持てます。ジェームス・テイラーがオルソン、ブルーグラスギタリストの多くがメリルとかのルシアー系のギターを愛用するのに対して、ジャクソン・ブラウンがギブソンというのには、なんだか夢があって良いですね。ギブソンさえ手元に有れば、とりあえずはジャクソン・ブラウンと同じスタートラインに立てる、これはなかなか素晴らしいことです。ちょっとサービスして、安もんのエピフォンから出てるギブソンのコピーモデルでも、気分は一緒です。ギターは気分が最も重要です。音はよっぽど上手くなければどんなギターでもみんな同じです(ちょっと言いすぎだけど)。

 

ジャクソン・ブラウン。ギター及びピアノ弾き語りだけでこんだけ素晴らしいアルバムを作れるんだったら、もう一つワガママを聴いて欲しい。次は、エレキギター弾き語りでアルバムを作って欲しい、ギターはギブソンでもフェンダーでも良いから。もし、ジャクソン・ブラウンがそういうアルバム作んなくても、誰かシンガーソングライターにエレキギター弾き語りのアルバムを作って欲しい。去年の紅白の桑田さんみたいなステキなエレキギター弾き語りをじっくり聴いてみたいです。

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コメント: 1
  • #1

    勃起不全 (木曜日, 07 5月 2015 19:42)

    「辛かったら何回でも泣いてもいいよ。だけど僕の知らない所で泣くのはやめてほしい。君が泣くのは僕の胸の中だけで。ね?」