自作ギターアンプの深い世界。ハムノイズとの終わり無き戦い。

自作のキャビネット
自作のキャビネット

昨日フェンダーのアンプについて書いたが、私の頭の中もよく整理されていなかったので、書くべきことが上手く纏まっていなかった。読んでくれた方、ごめんなさい。

 

ギターについては、いろんなこと書いてきましたが、アンプについては殆ど書いてきませんでした。エレキギターの音を決めるのは7割がアンプで残りの3割がギターだと思うのですが(ギターの腕前は置いておいたとして)、その肝心のアンプについてあまり何も語ってこなかったのには、色々なわけが有ります。言い訳になりますが、私のアンプの好みがかなり偏愛的であること、所有したことがあるアンプがそれほど多くないこと、がアンプについてあまり書けなかった理由です。

 

でも、いつかは書かなければいけないアンプについて。今日は少しだけ書きます。

まず、私はエレキギターが好きで、練習したり弾いたりしてますが、どちらかというとギターは歌の伴奏として弾くことが多いです。もしくは、ギャロッピングとか古いカントリーのコピーとかをやっています。だから、ハイゲインアンプとかは必要有りません。そもそも殆ど歪ませません。

 

けれども、エレキギターの一番美味しいところは、アンプが歪み始めるあたりだと思っていますので、トランジスタのまったく歪まないアンプより、ボリュームを上げていくと歪んでくるアンプが好きです。所謂「ジャラン」としたサウンドが好きです。

 

そして、これはあくまでも個人的な趣味の問題ですが、回路がシンプルなアンプが好きです。コントロールもシンプルな、ワンボリューム、ワントーンが好きです。

 

なので、好きなアンプは必然的に古いフェンダー系のアンプになります。もちろんブリティッシュ系のアンプや日本製のアンプにも好きなやつは有ります。ちなみに、今市販されているアンプの中では、VoxのAC15がとDr. Zのカルメン・ギアが欲しいアンプですが、ちょっと大きすぎるのが気になります。

 

それで、なかなか自分の好みにマッチしたアンプがなくて困っています。フェンダーの50年代のやつはちょっと高いし、最近のアンプは大きすぎるし。それで結局、行き着いた結論がフェンダーの5E3のリイシュー及び、そのコピーのアンプです。私も一台持っていますが、母校のジャズ研に貸しています。なので、もう一台5E3が欲しいと思ったので、自作することにしました。

 

真空管アンプは、以前数台作ったことはあったのですが、そのうち何台かは最後までノイズをなくすことができなくて、未完成のまま放っておいてありました。

 

気を取り直して、5E3のコピーを作ってみましたが、今度もハムノイズが消えません。ブーという低い音とジーという高い音両方出てますから、電源関係の接触不良と信号関係のアース不良だと思うのですが、どこが原因なのか未だ突止められておりません。

 

前、アンプを作ったときには、信号入力の箇所に付けていた抵抗を交換したらハムノイズはピッタリ止みました。なので、今回もその辺りを疑っているのですが、部品を交換してもノイズは止みません。また一からチェックし直さなくてはなりません。

 

それで、未だ未完成なのですが、アンプ作りってノイズとの戦いなのですね。ノイズの原因を突き止める為には、もっと電気のことを勉強しなくてはなりません。けれども、アンプ作りは楽しいですよ。色々いじって自分好みの音を作れますし。

 

今度週末時間ができたら自作アンプのノイズをなくす為に頑張ってみようかと思います。