エルビス・プレスリーはギターのセンスがいい。
プレスリーと言えば、マーティンのD-18にレザーのカバーをつけて弾いていたりしているのをイメージするかもしれないけれど、マーティンに限らずいろんなギターを使っている。
ギブソンのJ−200みたいなバカでかいギターを持ってもサマになるのはエルビスぐらいだろう。Fenderのコロラドとか、普通のギタリストには真似のできないギターのセレクションである。もっとも、エルビスのバックミュージシャンには常に優れたギタリストがいたから、エルビス自身のギターの音についてはあまり語られないけれど、おそらく結構上手かったんだろう。ギターの持ち方がこなれていて、ただ者じゃない感じがする。
エルビスにとってみれば、彼のギターは丁度ネクタイみたいなもんで、その日の気分とか、服装に合わせてコーディネートしたり、場合によってはプロデューサーとかが選んでたんだろう。GIブルースの映画の中でエルビスが弾いているJ45とかは、ギターのセレクションの教科書である。皆さんもよく見て勉強するように。
楽器って言うのは、使っている本人にとっては、弾きやすさとか、音とかそういうとこを重視しているのかもしれないが、リスナーにとってみれば、一つのファッションアイテムである。マイルスのトランペットなんかはその代表例でもある。
それで、今日は、なんの話だったかな。
そうそう、今日の仕事帰りに秋葉原のラジオ会館に寄ろうと思ったら、閉まっていた。高架下のバラックのおじさんに聞いたとこによると、地震のせいでもう中身がめちゃくちゃになってしまったんだと。もう、しばらく閉めてるらしい。ホントかどうかわからないが、そうだったら実に残念だ。PA機材のパーツはあそこにいかなきゃそろわないものも多かったし、何しろシールドコードの量り売りが安くて重宝していたのに。ラジオデパートも、このさきどうなるか不安だが、絶対に存続して欲しい。桜屋電気や山王電子がない秋葉原は秋葉原じゃない。山王電子みたいなお店が世の中には必要なのだ。電子工作の魅力は、作る魅力と買う魅力だ。その買う魅力を支えているのは秋葉原の電気パーツ屋なのである。
それで、今日はちょっと秋葉原が心配になりました。誰か、電子工作が好きな方いたら、ぜひこんなときだからこそ、ラジオデパートに足しげく通って、要らなくても良いからノグチトランスでトランス買って、山王電子でパーツ買って。サクラヤで音のいいコンデンサー買ってください。今支えないと、これから先困ることになります。
それと、今日部屋に吊るしてあったグレッチをケースにしまって、かわりにギブソンを出して吊るしました。ギブソンのギターはやっぱり良い。ネックの太さがいい。
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ED治療 (火曜日, 05 5月 2015 18:40)
「俺の事だけ見てろよ」