バイク乗れた週末。

バイクというものにはまるのは大抵１０代の頃なのかもしれないけれども、私は齢３０にしてバイクに取り憑かれた。

イージーライダーを何十回も見て、アメリカンのバイクにまたがってどこまでも行きたいと思った。バイクって色々なスタイルがあるけれど、スーパースポーツとか、レーサーレプリカとかにはあんまり興味がない。専らアメリカンのバイクに興味がある。アメリカンのバイクへの憧れで、教習所に通い、無い金をはたいてホンダスティードを買った。

スティードの小振りなタンクが、昨今のアメリカンのバイクと一線を画していて、気に入った。アメリカンのバイクは見た目のインパクトが重要である。

いかにハーレーっぽいか、って言う点が強調されるけれど、ハーレーも確かにカッコ良いが、国産のクルーザーの魅力は、その洗練されたデザインだろう。スティードは細めのデザインで最近人気のドラッグスターとかその辺りのアメリカンにはない魅力がある。

タンクが大きいアメリカンも迫力があってカッコいいけれど、イージーライダーに出てくるような豆みたいなタンクのアメリカンもなかなか捨てがたい。スティードのデザインは、今日のアメリカンのバイクに比べるとちょっと方向性が違うように思えるけれど、ハンドルを握った時のどっしりした感じとかなかなかよくできている。

バイクって、不思議な乗り物で、またがって走っているだけで気分がいい。バイクにのってどこまでも行きたいような気持ちにさせられる。今日は足立区のバイク用品店まで行ってきたけれど、風を切って走るだけで、気分が良かった。安全運転に努めているけれど、スピードを上げて行くとバイクはどんどん一体感を感じさせてくれる。銀色の弾丸となって、通りを突き抜ける感じ、今までに味わったことのない気分だ。

来週は荷物を持って歩けるように、リュックかなんか背負って乗ってみよう。