Harmony, Kay, Silvertoneもうお腹いっぱいです!!

最近、ブログにプライベートなことばかり書いてしまった。私のことご存知の方には通じる話でも、ブログを読んで頂いている方々にはなんのことかさっぱり分からないでしょう。ごめんなさい。

 

それと、バイクのことを書いたりしましたが、バイクってとっても内省的な世界ですから、自己満足に収束してしまう世界なんですよね。バイク好きな方とか、読んで頂いていたら、色々感想を持って頂けるかもしれないけれど、特に興味ない方にとってはなんのことかさっぱり分からない世界でしょう。

 

私は、バイクという存在そのものに憧れているところがありまして、カスタムとかにあんまり詳しくない。だから、本当にコアなバイク好きには物足りないないようでしたかも知れません。

 

今日は、ギターの話です。それも、ディープでコアな。

私が、装飾のあまりない、個性的なジャズギターが好きだという話は、以前にも致しました。その時は、チャキとグレッチの話をしましたっけ。読んで頂いた方もいらっしゃると思います。

 

チャキとグレッチは、ギターの方向性が随分違って、ギターの音も使い勝手も見た目も大きく異なりますが、どちらも廉価版から高級路線まで色々なラインナップのフルアコを作っていることと、廉価モデルの完成度がそこそこ満更でもないというところが共通しています。まあ、グレッチに関して言えば、60年代特に62年あたりのモデルから廉価モデルの作りが突然悪くなるのですけれど、きっとこれは、安い賃金で働くパートのおばさんみたいな人が作るようになったからなんでしょうね。とにかくひどすぎます。グレッチを買うなら、高いモデルか、50年代のものにしましょう。高いモデルは持っていないので何とも言えませんが、前60年代のカントリークラブを触らせてもらったときに、その作りの良さに感心しましたので、きっと大丈夫です。

 

話が横にそれましたが、装飾のあまり入っていない、個性的なジャズギターと言えば、ギブソンのL-50とかが一番最初にあがってくるのかもしれませんが、あの辺りはいつでも手に入るので、所有しておりません。でも、大好きです。

 

じゃあ、他にどんなギターがあるかと言いますと、まずはヨーロッパの、特にドイツ製のジャズギター。これはヘフナーに始まって、色々あり、それはそれで奥深い世界ですが、なんだかデザインが奇抜でいまいち好きになれません。それで、お金もないので、結局一台も持っておりません。将来はClub40とか持ってても良いかなと思いますけれど、今買おうという気にはなれません。

 

その次に、木曾ギターとかナルダンとかのジャパニーズヴィンテージのチープでビザールなギターがあげられますが、これも状態がよく、作りが良いものになかなかお目にかかれません。チャキぐらい完成度が高いギターなら良いですが、多くのギターメーカーが完成度を高くする前に消えてしまっておりますので、結局あまり良いギターを見かけることがありません。

 

そうしたらどんなギターが良いのか、と申しますと、まずはアメリカの廉価ギターメーカーの50年代から60年代の品物ですね。当たり外れはありますが、なかなかよくできています。私はKayのピックギターとハーモニーのStratotoneを所有しておりますが、Kayの方はネックがそっていて弦高が高すぎて、只の飾りになってしまっておりますが、デザイン的にはものすごく完成されたギターです。将来ネックを誂えて使えるギターにしようかと考えております。ハーモニーにギターはネックのそりもそこまでひどくなく、12フレットまででしたらなんの問題もなく使えます。フレットの擦り合わせをしたらハイフレットも問題なく使えるでしょう。軽くてとても良くできたギターです。両方ともEbayで100ドルぐらいで買いました。100ドルのギターの割には良いギターですよ。これぐらいの完成度であれば、今でも充分にやっていけそう、とまではいかないけれど、良いギターです。

 

特にハーモニー、シルバートーンはディアルモンドのピックアップを使っているので、音がいいです。ボリュームを絞って使うとジャジーな音色で鳴ってくれます。見た目も地味で、禁欲的で素晴らしい。もし私が金持ちだったらKayとHarmonyのギターの状態のいいやつをコレクションしたいです。これらのメーカーの真の実力を見てみたいです。両方ともトラスロッドの調節ができませんが、それはマーティンもそうですから文句は言いません。

 

ギターは弾きやすければ、音はアンプで如何様にも作れます。だから、Kay, Harmony, Silvertoneのギターはメンテナンスとセッティングさえ良くすれば、使えるギターです。是非4台目以降のギターとして購入をご検討されてはいかがでしょうか?