ハードバップ再訪。新トランペット列伝。

昨日、一昨日と二日連続トランぺッターについて書いた。トランペットは最近殆ど吹く機会がないが、時間を見つけてまた練習したい。

 

昨日、トランぺッターについて書いた記事に、コメントを頂いた。ブログを書いているものとしてはコメントを頂けるととっても励みになる。ありがとうございます。今夜も、コメントに感謝の気持ちをこめて、もう一日ジャズの話。

昨日の記事に書き忘れた。アート・ファーマーのこと。

 

ハードバップがやっぱり好きなんだけれど、ハードバップの名盤を残しているトランぺッターと言えば、アート・ファーマーを忘れるわけにはいけない。申し訳ない。

 

クールストラッティンのトランペットを思い出す方も多いかと思うが、アート・ファーマーはハードボイルドなトランぺッターだ。ちょっとパサパサした音色とか、八分音符の刻み方、ファッションセンス何をとってもダンディーだ。アート・ファーマーはあんまり派手なプレーヤーじゃないので、彼が世界一のトランぺッターだと思っている人は少ないかもしれない。けれども、ジャズのトランペットを語るとき、最も重要なプレーヤーの一人として語られるべき存在である。

 

マイルスがマラソンセッションを録音した時だったと思うけれど、マイルスはアート・ファーマーのトランペットを借りていたそうな。マイルスもアート・ファーマーも当時はマーティン・コミッティーを使っていたから、使いやすかったんだろうな。

 

マーティン・コミッティーってトランペットはなかなかセクシーで良いトランペットです。学生の頃売っぱらってしまったけど、私もかつて所有していました。あれを使っているといかにも上手そうに見えるので、それが嫌で売っぱらいました。もう少し大人になったらまた手に入れたい楽器のひとつです。状態のいいやつはどんどん減ってきてるんだろうな。

 

ドナルド・バード。昨日も一昨日も一言も触れなかったので、気になった方もいらっしゃるかもしれません。昨日も書きましたが、私はブルーノートのサウンドがイマイチ好きになれなくて、あんまり聴かない時期がありました。その為、ブルーノートのお抱えトランぺッターであるドナルド・バードもあまり好きになれませんでした。

 

今聴いてみると、なかなかいいトランぺッターです。でも、やっぱりあんまり好きじゃないかな。

 

近頃はブルーノートも好きになってきました。好きになったとは言っても、グラント・グリーン、ベン・ディクソン、ジョン・パットンのトリオが弾いているのが好きだってだけですけど。ギターとオルガン以外のブルーノートのアルバムは騒がしくて、やっぱり疲れてしまいます。

 

そこで、やっぱりジャズトランぺッターで好きなのはチェット・ベーカー。ソフトな音色の中にハードバップのエッセンスが色々詰まっていてカッコいいです。ちょっとコピーしようと思っていた時期もありましたが、意外に難しくて断念しました。また今度時間があるときに練習してみます。チェットベーカーは楽器選びのセンスも渋い。特に、ブッシャー・アリストクラートとか、あんまり高級じゃないモデルを愛用していることに好感が持てます。

 

トランぺッターについて色々書きましたが、ここに紹介したトランぺッターは、メジャーどころというわけで、まだまだ名トランぺッターは沢山います。また時折時間を見つけて紹介させてもらいます。ビッグバンドのリードトランぺッターとか、コンボではあんまり作品を残していなくても、素晴らしいトランぺッターは沢山いるわけで、名前は覚えていなくても音は覚えてる方々が沢山います。皆さんも色々聴いてみて、何か良いやつあったら教えてください。

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コメント: 2
  • #1

    ぺニス増大薬 (火曜日, 12 5月 2015 08:43)

    「続きは、ちゃんとおねだりしてからね?」

  • #2

    Fae Gillie (月曜日, 23 1月 2017)


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