嗚呼ギターインストアルバム。愛すべきトゥワングギター野郎達。

ギターインストっていうジャンルはあるような無いような、非常に疑わしいところですが、実際ギター中心のインストアルバムって沢山あります。

 

この話を聞いて、スティーブ・ヴァイとか、ジョー・サトリアーニとかを思い浮かべた方、申し訳ございません。確かに彼らも凄いギターインストのアルバムを何枚も作っているのですが、今日はそっちの話ではありません。その辺の話は、また別に機会に。

 

ベンチャーズを思い浮かべた方、申し訳ありません。遠からず近からずなのですが、今日はベンチャーズは登場しません。

 

まずはデュアン・エディーから話を始めましょうか。

Duane Eddyと言えば、「ピーターガンのテーマ」ですが、それ以外にも沢山アルバム作って出してるんですね。私はあんまり持っておりませんが、探せば色々あるみたいです。BGOレコードって言う復刻専門のイギリスのレコードレーベルから何枚もCDアルバムが出ています。見つけたら一枚ぐらい買ってみるのも良いでしょう。ギター・インストの入門盤としてはちょっと退屈かもしれませんが、ギター・インストの市場を切り開いた(ヴェンチャーですな)方なので、勉強になること間違いありません。ヘルキャスターズに続くトゥワングギターの開祖です。

 

デュアン・エディーと言えば、Gretsch 6120の50年代のモデル(デュアルモンドのピックアップがついた)を弾いているイメージがありますが、Gretsch6120以外にもいろんなギター使っていたみたいです。You Tube見たらGuildのアーチドトップにDeArmondのダイナソニックみたいなピックアップつけたギターを弾いていました。ダイナソニックに限らず、DeArmondのピックアップが大好きな私は、デュアン・エディーのサウンド大好きです(あんまりレコードは持ってないけど)。

 

デュアン・エディーよりももっと大御所がいます。チェット・アトキンスです。Chet Atkinsはギターの神様と呼ばれていますが(呼ばれていないか?)、やっぱり神様です。ギター一台で何ができるかと聴かれたら、Chet Atkinsの廉価版CD『Pickin on Country』を聴いてみることをお勧めします。ギターってこんなにいろんなことできるんだって感心してしまいます。

 

チェット・アトキンスもやっぱりGretschを愛用してました。Gretschの有名なモデルのほとんどがチェット・アトキンスのシグネチャーモデルであるように、チェット・アトキンスなしでは今日のグレッチの評価は無かったでしょう。あそこもちょっと困ったギターメーカーで、大当たりか、ゴミしか作れないギターブランドですから。スキーのジャンプの原田みたいにホームランか3球三振かですから。

 

けれども、チェットはグレッチ以外のギターも結構使っているんですよ。晩年はギブソンからシグネチャーモデルが色々出てましたし、テレキャスとか弾かせてもやっぱりカッコいいんです。テレキャスターっていうぎたーはああいうギターがうまい人が弾くからカッコイイギターなのです。

 

チェット・アトキンスを聴いたりする方はご存知かもしれませんが、チェット・アトキンスの心の師匠Merle Travisも凄いギタリストです。私の手元にあるギターインストのアルバムで一番好きなものはマール・トラヴィスとジョー・メイフィスの共演作です。こんなに楽しげなギターインストアルバムは他にありません。ギターの名人二人が、共演を楽しみながら作ったアルバムなのでしょう。テクニックを見せつけるわけではないけれど、随所に光る名人芸、何度聴いてもやっぱり良いアルバムです。

 

今夜は、遅くなってしまったのでこの辺にしておきます。残りはまた。

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コメント: 1
  • #1

    ED治療 (火曜日, 12 5月 2015 04:16)

    「俺は何があろうと一生てめぇを離す気はねぇ、だから、てめぇから俺の元を離れようとすんじゃねぇ」