地味だけれど、心にしみる歌。"Shine Silently" by Nils Lofgren

今日起きたら、雨の月曜日。カーペンターズに言わせると最低の一日の始まりだ。こういう月曜日の朝はなかなか週末気分にさよならを言えない。昨日も午後から雨が降り出して、あんまりぱっとしない一日だったけれど、雨の休日はセンチメンタルな気持ちでいれる。だから、日曜日が雨でもあんまりがっかりしない、横になり、まどろんで、やりばの無い小さな感傷に浸りながら、午後をゆっくり過ごすのもそう悪くはない。人間というのは元来孤独であること、人生というのはその孤独を受け入れる為の試練だと思っていれば、自分が物語の主人公でいられるような心地よい胸の痛みを持っていることができる。

 

昨日も、まあ大まかに言えばそういう感じの午後の過ごし方をした。

 

それで、月曜である。

最近、ヤフーやグーグルに嫌われたみたいで、YahooとGoogle経由で訪れてくれる方が10分の1ぐらいに減ってしまった。だから、今日のブログも私の知り合いの何名かの方にしか読んで頂けないかもしれない。インターネットっていうのは、世界中に広がっていたのではないか、と思うと切ないけれども、読んで頂いている方々への手紙を書いているような気持ちで今夜も書きます。

 

何について書こうか、原発の話題とか、色々な方面の方が色々なご意見を言っているので、私もそういうシリアスな話をたまに書いても良いのだけれど、月曜日からあんまりヘビーな話題は止そう。原発とか、仕事とかのこと考えて疲れた方々が読んでも疲れない程度の話をひとつ。

 

Nils Lofgrenというギタリストをご存知の方、あなたはなかなかのロック通ですね。私は偶々持っている一枚のアルバムでこのNils Lofgrenが歌っている曲が好きで、それで彼の名前を覚えました。ロックのシンガーソングライターが好きな方は、Neil YoungとかBruce Springsteenとか聴いたりされるでしょう。Nils Lofgrenは一時期ニール・ヤングのCrazy Horseのメンバーだったり、その後にはThe E street bandのギタリストとして活躍しています。だから、スプリングスティーンのプロモーションビデオとかによく出ています。ちょっと派手目の格好をして、スプリングスティーンよりも派手なアクションでギターを弾いているので、名前は知らなくても見たことはあるって方も多いかもしれません。

 

そのニルス・ロフグレンがリンゴ・スターのオールスターバンドのメンバーとしてライブアルバムで歌っている曲が表題の"Shine Silently"です。このCDを買ったのは確か中学一年生の時で、中古CD屋で値段は1380円位だったかな。The Bandの"The Weight"(イージーライダーの挿入歌ね)とか、イーグルスの曲とかが入っていて、結構好きなアルバムでした。その中でもNils Lofgrenが歌うこの曲が特に好きで、中学の頃何度も繰り返し聴きました。

 

今日、何年かぶりにこのCDをCDプレーヤーに入れて聴いてみましたけれど、やっぱり良い曲ですね。特に今日みたいに雨で気持ちがしゅんとしているとき、じんわり効いてきます。この曲を聴くと色々な思い出や、色々な感情が心の中で「静かに輝きだす」のです。良い思い出や、楽しい感情だけではありませんが、それらを思い心が締め付けられそうになり、なんだか自分が生きていることを実感するのです。初めに書いたように、人生は人間が元来孤独であるということを受け入れる試練の連続です。この曲を聴くとそのことをしんみりと感じるのです。当たり前のことだけど、人は独りだから孤独なのではありません、色々な人たちと関わりを持つからこそ孤独を感じるのだと思います。皆さんもそんな時があるでしょう。そのとき、是非この曲を聴いてみてください。

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コメント: 1
  • #1

    Dave (土曜日, 14 7月 2012 08:41)

    will be restored soon