靴と帽子。これは男を彩る非常に大切な小物である。靴、それはそれを履く人間がどれほどの人間かを示すものである。貧しいものはボロボロの安物の靴を履き、金持ちはピカピカ黒光りする靴を履くもんだ。私たちの生活の中での靴は現代社会におけるペニスケースさながらの男をはかる物差しである。
靴は高ければ良いのだけれど、そんなことを言ってしまうと身も蓋もなくなってしまう。もちろんだれでも高い靴を履きたいと思っているのだろうけれど、なかなか靴にお金をかけてもいられない。だから困るのだ。それで、私は作りがよく、履きやすい靴を選ぶようにしている。
それで、バイクに乗る時はどんな靴が良いだろうか?先日までは履き古したウォーキングシューズを履いていたのだけれど、5年以上履き古したその靴は、なかなか履きやすい靴だったのだけれど、靴底がはがれてきてしまった。革靴なら、なんて言いましたっけグッドイヤー・ウェルトでしたかね、そういう作り方が有るのでそこを張り替えることもできるのですが、ウォーキングシューズはそこが減りづらいかわりに、そこを張り替えられない。それでしょうがないから、その靴を引退させることにしました。
それで、バイクに乗る時の靴を探していたのですが、なかなか気に入ったのが無い。良いな、と思う靴は予算の3倍位する。それで、先週は買うのを諦めて、ボーナスが入ったら買いましょうって書いたんだけれど、今週末上野のアメ横を歩いていたら、なかなかカッコいい靴が売っていた。予算の1.5倍位の値段だったけれど、なかなか良さそうな靴で、ゴム底だったので程よくクッション性も有って、気に入ってすぐに買った。
ところが、買ってかえってみるとサイズが大きすぎたので、今日サイズを替えてもらいにいった。靴屋のお兄さんは渋々靴を替えてくれたけれど、ピッタリサイズの靴が手に入ってホントに良かった。「外歩いてないですよね?」って何度も聞くもんだから、「履いてないよ、玄関で履いただけだよ」って答えたけれど、なかなか替えてくれない。取り替えてもらえないんじゃないかってちょっと心配になったよ。
それと、帽子。「乱暴者」でマーロンブランドが被っているみたいなやつ、上野のアメ横で見つけました。何軒もアメ横の帽子屋をのぞいて、やっと見つけたので、買ってもらいました。キャスケットってこういうデザインのやつ最近全然見なくなってしまいました。私が高校の頃はキャスケットっと言えばこういうデザインの帽子ばっかりだったんだけれど、最近はハンチングみたいなデザインのやつばかりなので、なかなか気に入ったのが見つからないでいました。
キャスケットと言えば労働者階級の帽子ですが、このキャスケットをきれいにかぶれるようになって、やっと一人前の大人です。バイクに乗る怒れる若者は、こういう労働者階級の格好して、街の人々に煙たがられながらも図太く生きていくのです。まあ、バイクに乗る時はヘルメットかぶっているから、帽子をかぶるのはバイクを降りてからなんだけれど。
まあ、とにかくバイカーはいつも格好に気を遣ってなければならない。とは言っても、ハーレー乗り回しているおじさん達みたいに、高そうなテンガロンハット被ったり、高そうなチペワとかウェスコとかのブーツ履いたり、レザーのベスト着たりしてるのもイマイチかっこ良くないので、そこのところのバランズが非常に難しい。個人的にはジージャンの袖をカットオフしたべストが一番良いと思うのだけれど、なかなか売っているのを見かけない。今まで何度か売っているのを見たけれど、2万円位して、とても手が出なかった。今度下北沢でもいって探してみよう。それに加えて、古着で1000円位でやんちゃなウェスタンシャツとか売っていれば良いのだけれど、あんまり見かけない。まあ、シャツは既に沢山持っているからこれ以上はいいや。
そんなこんなで今週末は買い物三昧の週末となった。私の物欲は恐るべきものが有る。節約することを覚えて、もっと家計に優しい人間にならなくてはならないのだけれど、それは今年の目標にしよう。
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