モノクロのネガ作り。手荒い方法。

今日はモノクロフィルムの現像をした。

フィルムの現像は体力を消耗する。

 

3日ばかりブログの更新をサボってしまった。何も気力が湧かず、外へも行きたくなかった。食事をすることと、寝ること、それだけしかできなかった。そんな風にして二日間を過ごした。会社を二日連続で休んでしまった。体力が尽きてしまっていたのだから、しかたが無い。

 

それで、昨日はなんとか仕事へいったけれど、疲れてしまったのでブログを更新できなかった。

 

それで、今日は現像をしました。

おそらく半年以上だろう。モノクロフィルムの現像なんて久しぶりだった。写真というのは、元来ものすごく体力と時間を消費するものだ。いや、ものだった。今はデジカメとパソコンがあれば、写真なんてすぐに

見ることができるけれど、モノクロフィルムとモノクロ印画紙でやると結構手間かかるんですよ。

 

それで、体力と時間を消費するからしばらくはモノクロで撮影しなかった。撮影すると現像しなくてはいけなくなるからだ。

 

今日医者へ行く為に秋葉原へ行ったのだけれど、秋葉原の本屋にモノクロ写真とフィルムカメラの雑誌があって、表紙の写真がかっこ良かったので手に取ってみた。そこで、パノラマでモノクロのランドスケープが載っていて、パノラマの尾仲浩二のようだったので気になって読んでみると、パノラムコダックで撮影したものらしい。私も、パノラムコダックで撮った写真で個展をやろうと思っていたところだったので、とても興味がわいた。あの扱いづらいカメラを使って、よくぞこれほど精緻な写真を撮影できるもんだと感心しながらページをめくった。

 

パラパラめくっているうちに、表紙の写真が田中長徳氏による物だということがわかった。しかも、プリントが、たったの1万円で売りにでているらしい。街の風景をカッチリと、シャープに記録し続ける田中長徳氏の写真が凄く好きなんだけれど、手元に一枚もプリントが無い。それどころか、プリントを生で見たことも殆ど無い。

 

それで、モノクロのパノラマをまた始めようと思って、トライエックス8本かって、家に帰った。家に帰ってから、バイクに乗って撮影に出かけた。東京の街を記録するにはバイクはちょっと不便かもしれない。どこにでもバイクを止めるわけにも行かないし。停めっぱなしで、バイクからあんまり遠くはなれるとひょっとしていたずらされるかもしれないし。その一方で、バイクで撮影に行けることのメリットとして、電車では行けない、街の中まで入っていける。路地裏に入ったり、橋を渡ったり。

 

5本撮影したうち2本は露光してしまい、駄目だったけれど、3本はまともに撮れた。無駄うちが5割くらいあるのは、クラシックカメラの悲しい宿命である。そのうちお金が入ったら、もう一台パノラムコダックを買って、交互に使おう。今使っているのも段々ボロボロになってきてしまい、手入れが必要だ。

 

それで、とりあえずネガを現像して、あとはスキャナーで読み取ってみようと思いフィルムを現像した。案の定、2本はすっかりかぶってしまっていたけれど、他はなかなかよく撮れていた。今度は自転車で撮影にいっても良いかもしれない。