しばらく旅に出てました。
先日のブログにも書きましたが、勢いで会社を辞めてしまい、自由になる時間が沢山できました。それと同時に、家計はきびしくなってしまってるのですが、こういう機会に自分のやりたかったことをやるべきだと思い、旅に出ることにしました。
行き先は、名古屋、京都の予定で出かけました。「名古屋で友人と会って、京都で祇園祭を撮影する。」これが旅の目的です。その為に、先日買いだめをした大量のフィルム、ライカに沈胴ズミクロンと、ニコンFE2に24ミリをつけたのを鞄に詰めて旅に出ました。
あたしはそもそも旅行っていうのがあんまり得意じゃなく、観光スポットとかもよく調べないで行くので、どの街に行っても殆どやることは同じです。夜行バスで出た場合、バスを降りて駅の近くのサウナに入り、そこでボーッと時間を過ごし、繁華街へ出てカメラ屋を見て、ホテルに帰って有料チャンネルを見て昼寝する。だいたいこんな感じで毎日過ごすので、特別どこの街が好きだとか、嫌いだとかはありません。
しかしながら、京都っていう街は、学生の頃友人がいて何度も足を運んだせいでしょうか、大好きです。働いていた時から、「時間ができたらゆっくり京都でも行きたいな」と漠然と思っておりまして、この度はれて失業しそのチャンスが巡ってきたのでした。おりしも京都は祇園祭の真っただ中。今まで一度として祇園祭を見に行ったことはありませんでしたが、折角だから一度見に行きたい、どんな祭りなのか知っておきたいと思い、行ってきました。
祇園祭って、何にも調べないで行ったのですが、話によると7月中ずっと祇園祭だそうで、そのうちの3日間にメインイベントで山鉾っていうおっきな御神輿みたいなやつの巡行があるらしいのです。今週末ちょうどその山鉾の巡行のだったので、大阪から京都にでて祇園祭を見てきました。歩行者天国にならない時間から四条通は歩道から人があふれる程の賑わいで大変な混雑でした。祇園祭について詳しいことはまた別の機会に書きます。
先程、「大阪から京都に出て」祇園祭を見に行ったと書きましたが、今回は京都に泊まりませんでした。名古屋を出るときに、大阪に住んでいるねえさんに連絡したら、今週末はゼミの先輩の門田さんがねえさんのうちに遊びにくるそうで、ねえさんの部屋に泊まるからって言うんですよ。じゃあ、とりあえず門田さんが来るまでどっかで一緒に飯でも食べようってことになり、一緒に飯喰ってたら、雑魚寝で良かったら今晩はうちに泊まるかい?ってねえさんが言ってくれたので、すっかり甘えちゃって、結局ねえさんの部屋に4泊もしてしまいました。
門田さんは僕の学生時代の先輩で、ねえさんの先輩でもあるんですが、何度か大阪のねえさんのとこには来たことがあるみたいです。私は卒業以来連絡すらとっていなく、久しぶりに会うのでちょっと緊張しましたが、会ってみると学生の頃より人当たりが少し柔らかくなっていて、そこそこ元気そうでした。
それで、はじめは話題とか困るかな、と思っていたのですが、そういうこともなく、様々な話題で盛り上がることができました。
祇園祭を3人で見に行ったとき、ねえさんは黒地にエスニック調の模様が入った浴衣に兵児帯のかありに黄色のスカーフを巻いて、大きなサングラスをかけて出かけました。ねえさんの華奢な身体に黒地の浴衣がまとわりつき、なんだか少し切なさを感じる程美しかったです。
それで、せっかくねえさんが浴衣を着るんだから、ねえさんがもう一着持っている真っ赤な花柄の浴衣も門田さんかあたしが着て出ようってことになり、試しにあたしが着てみましたが、丈は合うけれど、派手過ぎてなんだかお調子者のようにみえちゃうてんで、門田さんに着てみてもらいました。これが思いのほか良く似合って、なんだか今までに見たことも無い門田さんの新しい印象を受けました。街の誰もが振り返るような、洗練された着こなしでした。
私は新調したボーリングシャツを着て、浴衣の二人と一緒に京都の街を歩きました。日中は山鉾と屏風を見物しに4条烏丸あたりを散策して、居酒屋で夕飯を食べたあと、八坂神社にお参りに行きました。すっかり日も沈んだ、裸電球で照らされた八坂神社の境内と浴衣姿のねえさんが私の目に美しく映り、なんだかとても愛しくおもい、こっそりねえさんの方を抱きました。既婚者はこういうときに堂々と肩抱いたりできないのが辛いところです。ねえさんのうなじにそっとキスをしようかと考えておりましたら、門田さんに見つかってビーサンですねを蹴られました。それが私の、31歳の夏の始まりでした。
とりあえず、撮影したフィルムも現像しなきゃならないので、続きはまた後で。
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早漏 (水曜日, 06 5月 2015 03:58)
「イケナイ子だねそういう子には???お仕置きが必要かな」
勃起ぺニス (火曜日, 12 5月 2015 14:21)
「なぁ、ほしいって言ってくれ、俺だけをほしいって???」