同じようなギターばかり欲しくなってしまう病。

わたしは今、幸運にもギター関係の仕事に就くことができて、その夢のような仕事をしているのだけれど、結構覚えることとか、慣れないといけないこと多くて大変です。会社の人たちの雰囲気が今までの堅気のサラリーマン社会とは全く異なっています。それでも、皆さん仕事はきちんとしている方々ばかりで、なかなか勉強になっております。

ギター屋だから当然普段からギターに接しているわけで、ギターのおかげでお給料ももらえて働いているのですが（まだ初月給もらってませんが）、この仕事の困ったことがあります。それは何かって、

ギターが無性に欲しくなることです。

ヒトが欲しくなるようなギターを一生懸命プロが売っているのですから、まあ普通に考えて欲しくなる。こっちだってギターが好きでギター屋になったんだから当然、ギターが欲しい。

以前ギター屋に勤めていた時も、妻にギターを買いに行ってもらったりしました。それで、まあ今回も何となくそういうばい菌に感染しそうになっているわけです。

ギターを実際に取り扱う仕事に就いてからというもの、何となく高いギターにはあんまり興味がわかなくなった。高いギターも確かに良いのだけれど、高くていいのは当たり前。作るのにだって結構かねかかっているし、仕入れの原価も高い。だから、そういうのは良くて当たり前。欲しくなって当たり前。

それじゃあ、どんなギターが欲しいかって言うと、安くて良くできてるギター。今欲しいギターはズバリEpiphoneから出ているRiviera P93って言うモデル。正確にはEpiphone Limited Edition Riviera Custom P93 Wine Red。

http://www.digimart.net/inst_detail.do?instrument_id=DS01367672

Epiphone Rivieraって言ったら、ギター史に燦然と輝く名作よ。Stevie Ray Vaughanもこのギター愛用していて、Riviera Paradiseって言う曲まで書いている。そのリヴィエラって普通みんな知っているのはミニハムがついているやつなんだけれど、このP９３ってモデルは、P−９０が三つもついているのです。

それってなんだか使いずらそう、って思うでしょ。私も使ったこと無いからわからないけれど、Pー９０なんて３つも並べてもミドルとネック側の使い分けとかどうなっちゃうんだろうね。あんまり使い分けできないだろうね。その辺も気になるんだけれど、何てったってこのルックスね。エピフォン史に輝く格好良さだよ。このモデルデラックスバージョンとしてパールホワイトも出てるらしいんだけれど、そっちはデラックス過ぎて何となく下品。ワインレッドが渋いじゃないですか。

もちろんエピフォンだから中国製。極厚のポリウレタン塗装。箱鳴りとかあんまり期待するもんじゃない。

けれども、ラッカー塗装が絶対良いって思っている方も多いと思いますが、そんなことありませんよ。ラッカー以外でも良いギター沢山ありますよ。グレッチのセッツァーモデルとか、なかなか良くなりますよ。だからエピフォンももしかしたらあたりかもしれない。

こういう良いギターが安く買える時代はいつまで続くかわかりませんよ。このモデル買ったら、ビグスビーはずしてオリジナルのテールピースゴールドのやつつけて使いたいな。

エピフォンだから作りいいし、ライブとかでも使えるでしょ。だから、普段使いのメインになること間違いなし。エピフォンは今まで一台も持ってないのですよ。だから安いうちに一台欲しい。それもとってもデラックスな使用のこの一台が欲しい。

エピフォン、ギター好きの心をくすぐるもの作ってくれます。