50年代なのに30年代、Wilbur De Paris

Wilbur De Parisという名前は、普通にジャズを聴いていても、結構熱心に聴いていても、あんまりピンとこない名前だろう。私自身、こんな怪しい名前のトロンボーン奏者は知らなかった。

 

なにがデ・パリなのかよくわからないけれど、兄貴のコルネット奏者もデ・パリだから、案外本名かもしれない。いやそんなこと無いか。

 

ウディ・アレンの映画の主題歌が気になったから調べてみたら、どうも古いディキシーランドジャズであるらしいということがわかった。映画「スコルピオンの恋まじない」の主題歌といえば思い当たる人も居るかもしれない。

映画では最初のバンジョーのパートが使われていたから一生懸命バンジョーのレコードを探していたけれど、よく調べてみると、バンジョー奏者じゃなくてウィルバー・デ・パリの名前に突き当たった。

 

まったく胡散臭い音楽だと思っていたけれど、CDを買って聴くとそんなことは無い。立派なディキシーランドスタイルの音楽家である。

 

なんて豊かで、懐かしくて、それでいてエキゾチックで、こんな素敵なジャズを紹介してくれたウディアレンに感謝。

 

このCDをきっかけにディキシーにハマりそう。

コメントをお書きください

コメント: 1
  • #1

    早漏 (火曜日, 05 5月 2015 02:38)

    「今度こそ俺のものになっちまえよ、離さないから」