貴方の知らない世界。ヴィンテージバイクの深い沼

今日は昼頃起きて、上野に行った。上野へ行ったのはバイクを見に行く為である。

 

バイクを見に行くと言っても、新しいバイクを買おうというのではない。バイクならもう持っているし、自分のバイクについてはとっても満足している。乗りやすいし、しばらく乗らないでほっておいても、乗ればすぐに調子良く走ってくれる。

 

スティードに乗っているのだけれど、400CCでアメリカンというのはよくも悪くもこのスティードが一つの完成形なのではないか。アメリカンはゆったり乗るものだけれど、400だから結構エンジンをふかさないといけない。車体も結構重いから、安定は良い。転ける気がしない。けれども、ゆったり乗るというのにはちょっとパワー不足かもしれない。

話がそれてしまった、それで、今日はバイクを見に行った。嫁さんと上野のバイク街に足をのばした。

 

往時は知らないけれど、このバイク街っていうのも随分寂れている。バイク街と呼べる程店の数も無いし、第一お客さんが少ない。全然誰もいない。こんなにバイクって時代に取り残されているのかと思うと寂しくなる。

 

近頃は高級バイクをよく目にするけれど、高級バイクに乗るような方と、大型スクーターを乗り回す兄ちゃん以外はバイクに興味が無くなってしまったのかもしれない。バイクって高級なモデルに乗らなくても楽しいものなのに。

 

また話がそれてしまった。今日見に行ったのは、光輪のヴィンテージバイクのコレクション。コレクションと言っても,このような形でまとまってみれるのはこれが最後になってしまう。なぜなら、今回の展示はオークションを兼ねていて、全てが売りに出されている。それも一律50万円から入札できる。どれも素晴らしいコンディションのヴィンテージバイクで、英車が多い。イギリスってこんなに沢山バイクメーカーがあったのかと感心してしまう。それぞれに個性があって、デザインの造り込みの良さと、完成し過ぎない未完の美しさが同居している。

 

主に20年代から30年代の英車が約20台。どれもミュージアムコンディションで、全てオリジナルなのではないかと思う。こういう古いバイクが、こんな状態で、しかもこんなに沢山一堂に会すことってまず無いのではないだろうか。

 

千円で写真集購入。写真集も写真がきれいでなかなか良い。

 

けれど、こんな宝物が一台50万円で手に入れられるなんて夢みたいだな。うちには置き場所が無いから買えないけれど、置き場所があったら買ってしまうだろうな。ガレージにバイクをレストアするスペースがあったら買ってしまうだろうな。

 

買うなら、どれにしよう?ノートンのカフェレーサーが一番かっこ良かったような気もするけれど、個人的に気に入ったのはVelocetteのMAC。見てるだけでため息が出る美しさ。英車の魅力って何だろう、きっとこの危ういバランス感と、完成度の高さの相反する要素が同居しているところだろうな。ヴェロセットは349CCエンジン。この排気量が控えめなところも嬉しいですね。奥ゆかしい。ノートンもカッコいいけれど、エンジンがバカでかくて、やっぱり現代のマシーンに近い。それに対してVelocetteはあくまでも自転車にエンジン積んだところからそれほど遠くに行かないところにいる。

 

将来、お金に余裕ができたら英車に乗りたいな。もしくはクラブマンとか英車っぽい国産車に乗るのも悪くないな。それ位ならすぐに実現しそうだけれど、やっぱり国産の英車みたいのに乗ると、本物の英車乗りたくなるだろうから、やっぱりじっくりスティードで腕を上げてから英国車に乗ろうかな。その時は、ヴィンテージバイクについても、もっと知識があるかも知れないな。

 

そんなことを思いながらなめ回すようにヴィンテージバイクを見てきました。11月20日までなので、気になった方は上野バイク街のBIG BEATまで急いでいってきて下さい。きっと満足すると思いますよ。