今日は、マーロンブランドの『乱暴者』を観た。DVDで。
映画の内容は薄っぺらく、マーロンブランドの役柄もよくわからないのだけれど、こんな映画を残してくれたことに感謝したい。とにかく、バイクに股がるものの教科書のような映画です。
何がって、マーロンブランドの革ジャン姿、帽子、ジーンズのはき方。これがまたカッコいい。今日まで所ジョージをお手本にしてきたあなた、ライトニングなんて破り捨ててとにかく一度『乱暴者』を見て下さい。きっと、あなたも、今日から革ジャン着たくなりますから。
それで、今夜はバイクの話しても良いんだけれど、皆さん退屈でしょうからジャズの話。
今週末、僕が20の頃に好きだった女の子の結婚パーティーが在って、もちろん僕じゃない誰かよく知らない男と、その子は結婚するんだけど、嫁さんとそのパーティーに行くのです。
まあ、そんなことだからもちろん心ウキウキはしないんだけれど、その子に会えるのがせめてもの救いです。なんせ私はその娘に嫌われてしまっていて、連絡も取れないし、会うことも出来ないような状態なのです。
だから、今日は月曜日ってことも手伝って、なんだか空しい気分なのです。そんな時だから、マーロンブランドが出てる映画なんて見たところで気分は晴れやしない。マーロンブランドのトライアンフがいくらかっこ良くても、僕がいくらその真似をしてみても、ピンキーが結婚を取りやめるわけじゃない。僕の秘密の恋人になってくれるワケでもない。だから、映画なんて見てもちっとも面白くないのです。
それで、まあとりあえず映画は見終わって、寝る前にちょっくら音楽でも聴くかとおもってCDプレーヤーにBobby Hackettの「コースト・コンサート」を突っ込んでみました。
そしたら、出てくるわ出てくるわ、ベルベットのようなクリーミーでマイルドで、ハッピーなディキシーランドジャズが。こういうおんがくを聞くと、ちょっと気分が変わりますね。
いろんなやなことあるけど、とりあえず生きてて良かった。ピンキー結婚おめでとう。もしかしたら、既婚者同士新しい関係を築けるかもしれん。前向きな失恋。今日も元気だ飯がうまい。ってな感じで、Bobby Hackett様様です。
いや、ほんと、こりゃちょっと心が晴れないときに聴いたらくせんなるね。気分がすーっと晴れるってワケでもないけれど、何となく前向きな気分になれる。
しかも、こんな世紀の名盤が今ならたったの999円で売ってるのです。近々、好きな女の子が結婚しちゃうなんて時にピッタリですよ。そういう人は(あんまりいないと思うけど)とりあえず聴いてみて下さい。
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