このブログでも何度か紹介したが、私は50年代のフェンダーのアンプがすきで、Fender Deluxe 5E3のクローンを一台所有している。もう5年以上前にWebber speakerからキットを買って自作したのだが、アンプって一筋縄では行かなくて、今まで何度も壊れたりノイズがとれなくなったりしていて、何度もばらして組み直した。
2年程母校のジャズ研に貸していたのだが、ノイズが乗りすぎて使い物にならないというので、半年程前に引き揚げてきた。それで、とりあえず壊れていたところは直したのだが、やっぱりどうしてもハムノイズが消えなかった。
そのアンプを昨日ならしていたら、突然バカでかいハムノイズがなり出して、アンプはブルブル震えるし、どうしようもなくなったので、また裏を開けた。
裏を開けたら、自分でも忘れていたが、信号入力関係の配線が空中配線になっていた。おそらく、前にくみ上げたときに配線材が残り少なくなって、短いワイヤーで無理矢理配線したのだろう。入力が電源の線と近いところを通っており、いかにもノイズが乗りそうな場所に出ていた。
とりあえず、その部分の配線を替えたら、ノイズはぴたりと治まった。
それで、早速ギターをつなぎ、フルテンにしてならしてみた。
爆音である。このアンプは15ワットしか無いのだけれども、ボリュームコントロールがワンボリュームなので、ボリュームノブは音量の調節というよりも歪みの調節としか使えない。だから、ボリューム3でもフルテンでも音量そのものはほぼ変らない。どこにセッティングしても爆音がでる。
フェンダーの50年代のアンプのフルテンの歪みはちょっとウェットで、音につやがあるというか、ジャリンと歪む。オープンバックキャビネットの影響かベースはそれほど強調されずトレブルが抜けるような音色になる。これはこれで気持ちがいい歪みだ。やっぱりフェンダーはアンプの設計の才能がある。
そんなことをやっているうちにマーシャルの歪みを自宅で味わいたいと思った。最近、ブランキージェットシティーのアルバムを聴いているのだが、浅井健一はグレッチのテネシアンをマーシャル1959に突っ込んでいるらしい。ライブ盤で聴く限りずしんとして気持ち良さそうな音色だ。ああいう音色の出せるアンプが欲しくなった。
先日L−50を購入したばかりなので、すぐには買えないが、いつかお金を貯めてマーシャルのスタックを買いたい。それも12インチ4発のキャビネットと、1959もしくは1987のヘッドで揃えたい。自宅でならしたらさぞ気持ちいいだろう。
それまでは、どこかスタジオにでも行って自分のグレッチとテレキャスをマーシャルでならしてみようと思う。
先日購入したL−50については後日あらためて紹介します。
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