大人になるって言うことはEsquireの魅力がわかることです。

私事ですみませんが今日は私の誕生日でした。結構いい歳になりました。

 

そこで、今夜はギターの配線を修正しました。誕生日にふさわしい作業です。電気関係のものをいじっていると、なんだか頭の整理になっていいですな。エスクワイヤの配線もなかなか奥が深いのです。

 

実はこのEsquireもともとはテレキャスターでした。ピックガードをはずすと今でもテレキャスターです。テレキャスターの方が音のバリエーションがあって使いやすいのです。実際エレキギターの中で一番使い勝手が良いのはストラトかテレキャスでしょう。どちらもサウンドのバリエーションが豊富ですから、何でもこなせるギターだと思います。だから、テレキャスターのままの方が使い勝手は良いのです。

 

では、なぜEsquireにしたのか。これが今日の話題です。

まず、はじめにエレキギターというものを考えたとき、マイクで弦の振動を増強して出力するものです。アコースティックギターはボディー自身が共鳴することで音を大きくしますが、エレキギターは弦の振動を直接マイクで拾って増強します。エレキギター周りの機材って色んなバリエーションがあって、一体そのなかでギターって何なんだと考えると、答えが出なくなります。

 

その答えが出なくなるあり地獄の入り口が、私はピックアップセレクターだと思います。ああいうもんがあるから色んな音を出したくなる。そういう意味ではトーンコントロールとボリュームコントロールも邪魔なのですが、実用上ないと困るわけで、まああれ位は勘弁してやろうかな、と思っております。

 

それで、ピックアップが一つのギターは、ピックアップを選んだりブレンドしたりしなくてすむのが良いところです。ピント合わせがないバカチョンカメラとかと一緒で、ピックアップの選択という概念が無い世界です。私はそういうギターが好きなようで、グレッチのアニバーサリーとか、レスポールジュニアとかに強く惹かれます。その中で、一番プリミティブなギターがEsquireでしょう。

 

ピックアップが一つしか無いギターは、よりアコースティックギターの感覚に近いギターだと思います。「このギターはそういう音のするギターだ」という主張を感じます。道具はこれしか無い、これしか無い中でどう表現するかが問われています。色々な選択肢があるとついついそれらの選択肢に目がいってしまい、本当に自分が何を求めているかがわかりづらくなってしまいます。Esquireのように選択肢が少ないと、逆に自分はどのような音を求めているかを考えることに集中できます。

 

これは、音楽や楽器に限ったことでなく、道具はシンプルな方が自分が道具に求めることがハッキリとわかります。最近のデジカメとか、色んな機能が沢山ついてて、色んなことができますが、どんな写真を撮りたいのかを考えるとき、その色々な機能がかえって邪魔になるような気がします。その点、写ルンですは良くできた道具だと思います。

 

話はそれましたが、グレッチのアニバーサリー、1ピックアップの6119とか、レスポールジュニア、エスクワイヤ現振動とギターの割切った関係は、音楽に対するプレーヤーのスタンスを問うているのだと思います。

 

ちなみに、今日の配線の修正はテレキャスターの配線のままになっていたものを、バイパス、トーンコントロール、プリセットトーンのセレクトに変えました。

 

えっ、選択肢増やしてるじゃないかって?

まあ、そうとも言えますね。

コメントをお書きください

コメント: 4
  • #1

    勃起不全 (火曜日, 05 5月 2015 18:24)

    「もう、ずっと、ずっと俺の側を離れるな。」

  • #2

    ed治療薬 (水曜日, 06 5月 2015 00:06)

    「ほうほう???そんな事言うのはこの口か? ???ちゅっ」

  • #3

    zobacz osobiście (火曜日, 31 10月 2017 20:23)

    aveo

  • #4

    wróżka niedaleko (金曜日, 17 11月 2017 23:05)

    niezeświecczony