Joe Bonamassa、今更だけど凄いやつがいるもんだ。

ボナマッサのギターは去年のNAMM showの会場で一度生を聴いたことがある。その時はやけに迫力があるギターリストだと思ったが、演奏時間も３分に満たなかったし、どんな音楽をやる人なのかはわからなかった。ただ、さすがに凄いギタリストだと思ったし、その天才ぶりも窺い知れたが、わざわざCDを買って聴こうまでは思わなかった。

そのまま、一年くらい特にJoe Bonamassaについては気にしていなかったのだが、今般Gibson USAブランドから新しいバージョンのボナマッサのシグネチャーモデルが２つも出るので、また気になってYouTubeでボナマッサをチェックしてみたのだ。

ギブソンはカスタムのラインナップもなかなか興味深いギターが色々とあるのだが、どうもその作り込みが凝っていて、値段も高く、どっかのオッサンが高い金払って買って、ハードケースにしまいっきりにしているようなイメージがあるので、イマイチ欲しいとは思わない。Gibsonと言えば、Gibson USAである。実用的で、値段もそこそここなれていて、作りの良い、Affordableなギターのラインナップだ。

話しが横道にそれてしまった。それで、ボナマッサがどんな風にレスポールを振り回してるのかを知りたくて、YouTubeでチェックしてみたのだ。

そしたら、このSloe ginのピッキングスクラッチのところでやられてしまった。曲もかっこ良ければ、ちょっとディレイをかけたギターのサウンドもシャープでかっこいい。

ブルースギタリストは、洗練されていない、泥臭い方が良いという向きもあるだろうが、私はそういうエレキ弾きのブルースギタリストには飽きてしまった。今、ブルースを弾くギタリストで聴いていたいと思うのは、Jimmie Vaughanとリロイパーメルくらいか。あとは、古いアルバートキングのレコードとかで充分である。新しいのは聴いても新しいことをやる人が少ないので退屈だ。だから、こういう洗練され、且つブルースフィーリングを残しているギタリストは新鮮で好きである。デレクトラックスも悪くないんだけれども、どうも曲とかサウンドが好きになれなくて。

ボナマッサの曲はバリエーションがあって良いと思う。どれもがどれも良いわけじゃないのかもしれないが、あそこまでギターをかっこ良くならせられるのであれば、文句は言えない。

それで、ボナマッサのギターサウンド、どっかで聴いたことあるな、と思って良く聴いてみたのだが、うーん、どっかで聴いたことある。それで、目ーつぶって考えてみました。そしたら、ダイアーストレイツのマークノープラー、それも、ペンザサー（Pensa Shur）使ってた頃のサウンド。ディレイのかけ方も似てる。ノープラーはそんなに弾きまくるギタリストじゃないけれど、サウンドは似ている。ボナマッサもノープラーも指でピッキングしているからか。そういえば、何となく曲想も似ている。

ボナマッサ、もしかしたら、ダイアーストレイツのファンだったりして。

ボナマッサを見てたらレスポールをかき鳴らしたくなった。会社のギター今度弾いてみよう。