砂漠を歩く

時々、人と関わりたく無くなる。人が嫌いなわけではない。自分自身が弱くて、ついつい人に甘えてしまい、結果として迷惑をかけたり、身の回りの人が嫌がることをするのが嫌になるのである。
私の周りには、人付き合いがあまり上手くない人達が多い。だから、私はそこにつけ込んで面倒をかけるのだ。
そういう自分が嫌になりそうな時は、人を避けたくなる。自分に失望したくないからだ。
しかし、そうしているうちにすぐに人恋しくなり、外にでるのだ。世間には人の暖かさを感じられる場所は少ない。私の場合はいつも何処か一箇所である。
だから、その一箇所に行く。このだだっ広い砂漠に一箇所しかないオアシスに足を向ける。
それが、女性の部屋の時は厄介だ。あんた、家に奥さん待ってるでしょ、と言われる。確かに家には家内が待ってる。
家に居たければ家にいる。家に居たくないから砂漠を歩く。傍らにある蛇口をひねって飲める水がいつも甘露とは限らない。貴方のオアシスの水が飲みたくて、砂漠を歩く。
だから、私の世界には、家の水道と、砂漠のオアシス、砂漠のオアシスを模した飲食店。それしか存在しない。

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コメント: 2
  • #1

    精力剤 (木曜日, 07 5月 2015 23:21)

    「お前が誰を好きだろうと、誰を思ってようと、俺には関係ない。俺はずっと勝手にお前の事思ってる、お前が何て言ったって俺の気持ちはかわらねぇ、いいな?」

  • #2

    精力剤 (火曜日, 12 5月 2015 15:43)

    「ちょっと、手、離して? ???キス、したくなっちゃったんだけど、してもいい?」