何かをとって何かを諦めるって、私は凄く苦手なんだな。
けれども、ギターに行き詰まったときにトランペットがあるといいし。写真も十年とかのスパンで続けられるなら、何かを残すこともできるかもしれないな。
写真はやめたくない。何故なら写真はカメラさえあれば作れるし、結局それ以上のものはない。写真の意地悪で均質なディテールは、いつも謎めいていて人知を超えて存在する。そして、暗室作業という科学実験の中から浮かび上がる像は、愛とか悲しみといった自分勝手な思い込みに引きずられながらも、全く自由なところに存在する。
写真の色々な側面のうち
作る、ではなくできる
という側面は常に私を自由にしてくれる。
だから、写真はやめたくない。
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