トニー・ライス(Tony Rice)のMartin D-28
今回はトニーライス(Tony Rice)。
なんだか毎回カントリーとかブルーグラス系のミュージシャンばかりで申し訳ないのですが、Martinのギターを語る時トニーライスははずせない。
私自身、トニーライスについてはよく知らないのですが、彼のギタープレイの素晴らしさは、彼の音楽を一度でも聴いたことがあればそれで十分に理解できるでしょう。ブルーグラスというジャンルを超えて、ギターの音色をこれほどまでにシャープに聴かせられるギタリストは他にいないのではないでしょうか。
そのトニーライスが愛用するD−28はもともとクラレンス・ホワイトの愛機であったのは有名な話。クラレンス・ホワイトと言えばバーズで有名ですが、彼は生粋のブルーグラスプレーヤー。速いテンポに乗ってひたすらせわしなくギターを鳴らしまくる彼のスタイルは、ブルーグラスのギタースタイルの一つの完成型とも言えるでしょう。
そのクラレンス・ホワイトのギター、どのようにしてトニーライスの手もとに渡ったかについては、いろんなホームページに出ているので、ここでは省かせていただきますが、このギターも色々手が加えられていてギター好きの心をくすぐる一台なのです。
まず、大きく広げられたサウンドホール。4 9/16インチもある大きなサウンドホール。そして、マーティンのものよりもショートスケールで、インレイが入っていないグレッチ製のフィンガーボード。
ブリッジや、ピックガードも交換されていて、まるでレースの為にチューンされたヴィンテージカーみたいになっているのです。
このギターから、クリアでシャープなトニーライスのサウンドが生み出されると思うと、どうしてもこんなモデファイがされたマーティンが欲しくなる!!
Martinからかつてこのモデルのレプリカも出ていたと思うが、高いんだろうし、同じ高いならせっかくだからSanta CruzのTony Riceモデルもいいな。などと考えている今日この頃です
Tony Riceのお勧めCDは、と言われても、自分もそんなに持ってないから何とも言えないんだけれど、David Grismanとやってるアルバムがかっこいいです。
これから自分ももっとTony Riceを聴いて勉強したいので、このページを見てくれたTony Rice好きの方がおられましたらおすすめCDを教えてください。